2016年3月3日木曜日

日本人が英語を話せるようになるために必要なたった3つのこと

 2020年を目途に日本の英語教育の制度は、大きく変わります。


小3から、英語が必修科目になり、小5、小6では、成績が付く科目になっていきます。

詳しくは、↓のBenesseのサイトでまとめられています。
Benesse 【小学生】2018年から学校での英語教育はどう変わるの?


コスパが悪い日本の英語教育

今までは、中学で義務教育として3年間+高校で3年間と、ほとんどの学生は計6年間も学校で英語の授業を受けてきてるのにもかかわらず、ろくに話せるようにならないと批判を受けてきました。

スウェーデンの教育機関が調査した、英語を母国語としない国々の英語力の調査によると、2014年の結果では、日本は、5段階評価のちょうど3番目という結果が出たようです。


問題は、かけた時間と費用のわりに、十分な成果がでていないということです。
これは、学習者というよりは、教育者や教育機関または教育システムの問題が大きいように思われます。


具体的に言えば、

  • 英語の文法をいったん日本語に置き換えて学習させているため、直感的ではない
  • 英語を使いこなすためではなく、英語を日本語訳させるための教育になっている
  • 教育者の多くは、自分が教わってきた方法を子供たちに伝えているだけ
  • 言語としてのイメージよりも、”勉強するもの”としてのイメージが先行してしまう
  • テレビなどのメディアで、和製英語を使っていたり、日本語的な発音をしている
  • 文法を勉強しても話せるようにならないという世間の思い込み
  • 学んでも、使う機会が極端に少ない環境

などが、主な問題です。


実際に生徒の指導をしていても、模試の偏差値が60~70ほどで、英検で言えば準1級を合格するほど成績が優秀な生徒でも、英作文をさせると、まともに英文をかける生徒はほとんどいません。


この原因は、単純に「英語をアウトプットすることに慣れていない」からです。


そして、せっかく長い時間と費用をかけて学習してきた英語を自分のものにするには、

「使っていない知識」 を 「使えるようにする」

ことができればよいのです。


日本人が英語を話せるようになるために必要なたった3つのこと


1.英語を使う環境に身を置く 
2.頭の中で瞬間的に英作文をできるようにする 
3.その状況に合ったフレーズを覚えて使う



1.英語を使う環境に身を置く

日本にいながら、日常的に英語を使う環境に身を置くことは、簡単ではありません。
しかし、英語に慣れ、英会話を上達する上で、これほど重要な要素はありません。

教育改革が進めば、中学や高校などの英語の授業では、英語のみで授業をすることになるでしょう。しかし、たった1日24時間の1時間(4%)です。

一方、海外で生活していれば、日本人の友達と日本語で会話はすることはあっても、祖霊がいのほとんどの時間や、耳から自然に入ってくる声だったり、目に入ってくる看板や文字だったり、多くのものが本当の意味で、日常的に英語漬けの生活になります。

まずは、ちょっとメモする言葉ひとつからでも英語でメモしてみたり、動作やモノを単語で行ってみたり、映画を吹替ではなく字幕で見るようにしてみたりと、日本にいながらも、細かく英語に切り替えることは可能です。

慣れてくれば、洋書を読んでみたり、字幕なして映画をみてみたり、海外のサイトにアクセスしてニュースを読んでみたりと、ネットを使えば、教材はいたるところで無料でてにはいります。TEDを最大限に活用するだけでも、十分な英語力は身につくでしょう。

まずは、身の回りの環境を英語モードに変えていきましょう。

2.頭の中で瞬間的に英作文をできるようにする

日本人が学校などで学ぶ英文法などは、本当に”使えない英語”なのでしょうか。

答えは、Noです。

実際に、英語圏の学校にいけば、ESLという「英語を母国語としない人たちのための英語の授業」があります。海外の大学に入る前にはたいてい、大学の英語での講義についていけるだけの英語力(読む・聴く/話す・書く)を身につけるために、ほとんどの学生はまず、大学や互角学校でESLの授業を受けます。

読み書きに関しては、日本の高校での授業の方がより高度な文法を扱っているほどです。
つまり、文法的知識としては、ネイティブに引けをとらないばかりか、ネイティブよりも詳しいかもしれません。しかし、日本人はInputした知識をOutputすることが苦手なのです。

基本的な文法をしっかりと理解していれば、最初は時間がかかるかもしれませんが、頭のなかで今からいうことを英作文をしてから話すことで、しっかりとした文章で会話ができます。

むしろ、そういった方法を取らなければ、フレーズありきのノリだけの会話になって、決まったパターン化した会話しかできなくなってしまう危険性もあります。

頭の中での英作文は、慣れてくれば速くなりますし、意識しなくても、すらすらと出てくるようになります。かりに、伝わらなければ、相手は聞き返してくれますし、自分の英作文のどこが不自然かということも考えて直すきっかけになるでしょう。

瞬間英作文の極意は、主語と動詞を決定することです。
この点が、日本語と決定的に違う文法です。

日本語は主語を省略しがちですが、英語の場合は、毎回主語が明確になっている必要があります。

そして、主語の次に、最も適切な動詞(述語)を先に言ってしまうことです。
日本語では、動詞(述語)はフレーズの一番最後に置かれるので、この考え方を大きく変えなければなりません。後の付け足しの情報は、この主語と動詞を言えれば、自然に出てくるようになります。

3.その状況に合ったフレーズを覚えて使う

すべてをフレーズ化してしまうとボキャブラリーが乏しくなったり、表現がワンパターン化してしまいがちですが、フレーズを覚えることは、英語での会話の感覚に慣れることには必要不可欠です。

相槌にしても、挨拶にしても、まずはしっかりとフレーズを覚えましょう。

相手に同意するフレーズだけでも、

Exactly.
Why not.
Certainly.
Absolutely.
Definitely.
Of course.
Seriously.
Sure.
Word.
Yeah.

など、様々な表現方法があります。
ほとんどが、「確かに。」のような意味ですが、実はそれぞれ意味がちがいますし、その場や会話に合った受け答えというものがあります。

これらのフレーズの意味の違いを理解し、使い分けられるだけでも、相槌にも会話にも幅が広がります。


最後に

みなさんが本当に必要としているものは、学問としての英語ではなく、コミュニケーションツールとしての英語です。学問的な要素(文法や知識、文化的な意味や語源など)があれば、さらにそれらの言葉は深みを増します。

学校などで学ぶ英語も英語です。それらを上手く活かして英語を実生活で活用していけるような学習をすることがなによりも大切でしょう。