2015年11月2日月曜日

今日(2015/11/02)のGoogle Doodle ジョージ・ブール

今日(2015/11/02)のGoogle Doodle は、イギリスの数学者・哲学者である "ジョージ・ブール(George Boole)” の生誕200週年を記念したものになっています。





高校数学ではあまり聞かない名かもしれませんが、プログラミングなどコンピュータ・サイエンスや論理学でこの名前を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。

Bool値とは


プログラミングの演算処理の一つに、ブール値(Boolean Value)というものがあります。

これは、変数や定数の定義方法の一つで、真(true)、偽(false)の2種類の値しか取らないものです。

コンピュータのベースとなっている2進数でいえば、0か1。
onかoffかのような2つの値で何かを決定する際に、重要になってきます。

論理学は哲学


論理学と呼ばれる分野がありますが、これは、数学と密接な関係をもった分野で、理系・文系の両方の学部で必修科目になっている大学は多くあります。

論理学とは、その名の通り、物事の論理性や関係性を数学的な式や概念を用いて考えていく学問です。三段論法(A=B、B=C → A=C)などは有名です。

アインシュタインと仲が良かった哲学者クルト・ゲーデルも、哲学者でありながら「完全性定理及び不完全性定理」フィールズ賞(数学界のノーベル賞)を受賞しています。

論理学は数学のような抽象的なものを扱う一方で、日常で使われているような言語も扱います。

近年よく目にする「ロジカル・シンキング(論理的思考)」などもこれを学習やビジネスや日常生活で実践しようというものです。

“XOR" とは何か


Google Doodleを動かしてみると分かる通り、色が着いた文字に当てられている論理式の組合せが「x」か「y」か「xとy」か「どちらでもない」の結果を得るプログラムになっています。



Googleのロゴの文字はそれぞれ、

G: x AND y
o: x XOR y
o: x OR y
o: 出力結果
l: NOT y
e: NOT x

の値が割り当てられています。

この中でXORは見慣れないと思います。

これは、Exclusive OR(エクスクルーシブ・オア) の略です。
(OR のほうは、Incrusive OR と呼びます)

2種類のOR


実はORには2種類の意味があり、日常生活でもこれは無意識に状況によって使い分けられています。

① A XOR B:AまたはBのいずれか一方
② A OR B:AまたはB、または、AとBの両方

例えば、飛行機の機内での食事のとき、キャビンアテンダントさんに"Fish or Chiken? (魚にしますか、チキンにしますか?)" ときかれたときに、無意識に、どちらか一つなのだという了解がはたらくため、”Both, please. (両方下さい)” とは決して言わないでしょう。

この時の ”Fish or Chiken?” の OR は、どちらか一方の OR なので、①の XOR という意味になります。

別の例であれば、「二十代の方 or 三鷹在住の方 限定募集!」などの広告があった場合、対象となる人は、二十代であるか、三鷹に住んでいるか、三鷹に住んでいて二十代という両方の条件を満たしている場合も対象に含まれることになります。この場合は、②の OR になります。




普段の生活において論理性は必ずしも必要でない場合も多くありますが、誤解のない円滑なコミュニケーションをとっていくためには、役に立つことではあります。

これからコンピュータやプログラミングを学んでいく学生は、この機会に、Bool値についていろいろ調べて見てほしいとおもいます。

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