2015年12月3日木曜日

2015年度 冬期講習のお知らせ


Inlight.edu 冬期講習, 2015



Inlight.eduでは、2015年12月1日(火)〜1月14日(木)の期間に、冬期講習を開催いたします。


復習の効果を90%以上に上げる


一般的に冬期講習では、一年の総復習を行うことが多いのではないでしょうか。しかし、目的意識がなければ、復習の効果も30%程度しか得ることができません。”復習”と銘打って苦手な単元を集中的に特訓するような学習を行ったところで、その意味付けが自分の中でしっかりと確立できなければ、講習が終わった1週間後には元通りです。そうならないためにはどういった学習をすればいいか。来年、再来年、受験へと繋がる学習方法をこの期間に身に着けましょう。


バラバラだった学習の一つひとつの点を、つなげていく


普段の学習では、部分的な ”出来る・出来ない” に目が行きがちですが、もう少し大きい視点からその単元を見ることで、その単元の意味合いが明確に理解できるようになります。これは、受検生にとっても言えることです。何度やっても身につかないことを、今までと同じ学習方法で復習して、できるようになるのでしょうか?

冬期講習は、自分自身では気がつけない重要なポイントをおさえるためには絶好の期間です。
この期間で、学習の質を変えていきましょう。


冬期講習の概要


日程と時間

   2015年 12月15日(火)~1月14日(木)の中からご希望の日程をお申し付け下さい。
 
 ※指導時間は、予めご要望をお知らせ下さい。調整して対応いたします。

受講料


STコース(1コマ4時間)

1セット(5コマ) 50,000円(税込)
2セット(10コマ) 90,000円(税込)
3セット(15コマ) 130,000円(税込)
4セット(20コマ) 160,000円(税込)

体験コース(1コマ2h〜最大4h) 5,000円(税込)

受験直前 ポイント集中指導(1コマ2h) 8,000円(税込)


※ 1セット1科目が目安です。個々の学習状況により、必要なセット数をご提案いたします。
※ 1日2コマ以上入ることも可能です。 そうしていただければ、仮に4セットでも、春休みの10日間(1日8h)を集中して受講できます。
※ 日程については、出来る限り柔軟に対応いたします。お早めにご相談ください。
※ 教材を使用する場合は、各生徒さんの学習内容に合わせて、厳選してご紹介いたしまして、別途ご購入頂きます。
※ 指導において、上記以外の料金は発生いたしませんので、ご安心ください。
※ 諸経費・管理費などは、一切いただきません。入塾料もありません。


お友達紹介キャンペーン


ご友人をご紹介いただければ、一人のご紹介につきコースの受講料から20%お値引きいたします。
この際に、是非、当塾をご検討いただければと思います。



Inlight.eduのWorkshop

さらに、Inlight.eduでは、ワークショップも開催しております。
この冬に開催予定のワークショップは、
・中高生のためのホームページ作成とウェブデザイン
・小説を書こう!

を検討中です。
こちらの方の詳細も後日改めて、お知らせいたします。


2015年11月20日金曜日

思考を止めない

学習における思考方法

世間では「〜思考」と呼ばれる商品ネームが溢れかえっていますが、根本的な思考方法は次の3つに限られます。
  1. 批判的思考(クリティカル・シンキング (Critical Thinking))
  2. 垂直思考(バーティカル・シンキング (Vertical Thinking))
  3. 水平思考 (ラテラル・シンキング (Lateral Thinking))
そして、人間の活動は、思考することだけではありません。
考え、それを実行することが何よりも重要です。

近年、アメリカでは、「クリエイティブ・プロセス」を取り入れたアクティビティーが学校やワークショップなどで取り入れられています。

思考が伴わない行動は、結果が状況や運(偶然性)に左右されやすくなります。


学習においては、この考えること、そしてそれを実際にやってみることの二点を意識的に行うことが必要不可欠です。
筆の使い方を学んでそれに慣れたところで、素晴らしい絵が描けるとは限りませんし、逆に、描きたい絵が鮮明にイメージできたところで、筆の使い方をよく知らなければ、それを完成させることはできません。
道具はどういう役割を持っていて、どのように使えばどういう効果が得られるか。
公式を覚えたところで、実際に問題を解く際に適切に使えなければ、意味がありません。
試験で点数の取れない多くの学生が理解していない問題点は、問題を解く際の思考プロセスにあります。

今回は、「考えること」について見ていきたいと思います。


思考の落とし穴


生徒がよく抱えている学習のアウトプットに関する問題には次のようなものがあります。

以前解いたことがある問題だから解けた → 解いたことが無い問題は解けない
形式が変わったから解けなかった → 表面的な表現が変わっても、本質は同じ
途中で行き詰まったら混乱した → 別の方法を試せない
ケアレスミスが多い → よく考えずに反射的に答えてしまう(確認をしない)
完全に誤解してしまった → 思い込みや先入観に捕らわれてしまっている

これらはメンタル的な問題であり、ある一つの思考に縛られてしまっていることが原因です。

最初に挙げた3つの考え方を意識することで、学習自体の質も、アウトプットに関する質も格段に上がります。
平均点を目指している生徒、8割の壁が超えられない生徒、試験の点数が安定しない生徒など、あらゆる生徒が必要とするものです。


1.批判的思考(クリティカル・シンキング (Critical Thinking))


批判的思考とは、物事をただ受け入れるだけではなく、疑って考えていくことです。
あまり考えずに生活していても、物事は目や耳から入ってきて、受け流しています。
批判的になるとうことは、積極的に物事について向き合い、ただ受け入れるだけではなく、”なぜ” そうなのか、”なぜ” そうではないのか、ということを考えていくということです。
ただ、「そうなんだ」と受け取るよりも、「何でそうなんだろう」と考えていき、その理由を理解したときに、それは印象に残りやすくなります。つまり、忘れなくなるので、思い出せる知識になります。


2.垂直思考(バーティカル・シンキング (Vertical Thinking))


垂直思考とは、普段物事を考えるときの考え方のことをいいます。
普段の考え方では、物事をある方法論に当てはめ、分析的に考えていきます。
必要に応じて、場合分けをしたり、演繹的に推論したり、証明したりすることも、垂直思考です。
垂直思考のポイントは、「判断」です。
人が普通に物事を考えるときは、逐一、判断をしていき、それを繰り返します。
コンピュータ的と言ってもいいかもしれません。
学生にとって最も基本的で、最も重要なのがこの考え方です。
逆に言えば、この判断を適切に繰り返していけば、答えにたどり着けるでしょう。
重要なのは、「思考を止めてはいけない」ということです。
ある方法でできなければ別の方法を試す。
その判断力と情報処理能力が、限られた時間で点数を競い合うためのカギになります。


3.水平思考 (ラテラル・シンキング (Lateral Thinking))


水平思考とは、思考をフラットにし、先入観をなくし、あらゆる方向から物事を考えていくことです。
ブレイン・ストーミングという言葉も耳にしたことがあるかもしれませんが、これは、水平思考のような考え方を実践する方法の総称です。ゲームストーミングとも言います。
ある一つの前提をもとに(垂直思考で)物事を考えていっても、最終的には行き詰まる場合があります。
そうしたときに、その前提を変えることが、考え方を水平にシフトするということです。
まったく別の視点から物事をみたときに、新たな側面がみえてくるかもしれません。

参考サイト:pcatwork.com

例えば数学の問題で、問題文を読んで、「これは関数の問題だ」と判断し、問題に取り組んでいきますが、一向に答えにたどり着けない。この行き詰った状況で多くの生徒がとる行動は、思考が停止するか、がむしゃらにその考えに固執して、その中で考えられるあらゆる方法を試してみる、といったことです。しかし、前提をなくせば、つまり、「関数ではなく、図形的に解けないだろうか」と見方を変えて考えてみることで、すんなり解けてしまうこともあります。


認知バイアスを理解する


社会心理学や認知心理学の分野では、「認知バイアス」といい、人が陥りやすい考え方や行動の傾向が研究されています。

確証バイアス: 自分に都合のいい情報しか見ないで、自分の考え方を正当化しようとすること。
コンコルド効果: 費やした時間に比例して、無駄だとわかっていてもそれをやめられない心理状態になること。

など、学習においても、様々な認知バイアスがあり、それを逆に学習に利用することもできます。

認知バイアスに関するトピックは、近年大学入試の英語長文でも取り上げられ、2015年のセンター試験追試で、第6問に「後知恵バイアス (hindsight bias)」についての文章が出題されました。

認知バイアスは、高校生でも、背景知識として知っておくべきものであり、さらに、どういうところに思い込みや先入観が入ってしまい、問題が解けなくなっているのかを把握するためのヒントになります。


思考を止めない


ここまで3つの重要な「考え方」について見てきましたが、これらを使いこなせることよりも、行き詰まっても思考を止めないことが、何よりも重要ではないでしょうか。思考停止から生まれるものはありません。
ヒントをみつけるのも、思いつくのも、行き詰まるのも、打開するのも、考え続けることで可能になります。

2015年11月2日月曜日

今日(2015/11/02)のGoogle Doodle ジョージ・ブール

今日(2015/11/02)のGoogle Doodle は、イギリスの数学者・哲学者である "ジョージ・ブール(George Boole)” の生誕200週年を記念したものになっています。





高校数学ではあまり聞かない名かもしれませんが、プログラミングなどコンピュータ・サイエンスや論理学でこの名前を聞いたことがない人はいないのではないでしょうか。

Bool値とは


プログラミングの演算処理の一つに、ブール値(Boolean Value)というものがあります。

これは、変数や定数の定義方法の一つで、真(true)、偽(false)の2種類の値しか取らないものです。

コンピュータのベースとなっている2進数でいえば、0か1。
onかoffかのような2つの値で何かを決定する際に、重要になってきます。

論理学は哲学


論理学と呼ばれる分野がありますが、これは、数学と密接な関係をもった分野で、理系・文系の両方の学部で必修科目になっている大学は多くあります。

論理学とは、その名の通り、物事の論理性や関係性を数学的な式や概念を用いて考えていく学問です。三段論法(A=B、B=C → A=C)などは有名です。

アインシュタインと仲が良かった哲学者クルト・ゲーデルも、哲学者でありながら「完全性定理及び不完全性定理」フィールズ賞(数学界のノーベル賞)を受賞しています。

論理学は数学のような抽象的なものを扱う一方で、日常で使われているような言語も扱います。

近年よく目にする「ロジカル・シンキング(論理的思考)」などもこれを学習やビジネスや日常生活で実践しようというものです。

“XOR" とは何か


Google Doodleを動かしてみると分かる通り、色が着いた文字に当てられている論理式の組合せが「x」か「y」か「xとy」か「どちらでもない」の結果を得るプログラムになっています。



Googleのロゴの文字はそれぞれ、

G: x AND y
o: x XOR y
o: x OR y
o: 出力結果
l: NOT y
e: NOT x

の値が割り当てられています。

この中でXORは見慣れないと思います。

これは、Exclusive OR(エクスクルーシブ・オア) の略です。
(OR のほうは、Incrusive OR と呼びます)

2種類のOR


実はORには2種類の意味があり、日常生活でもこれは無意識に状況によって使い分けられています。

① A XOR B:AまたはBのいずれか一方
② A OR B:AまたはB、または、AとBの両方

例えば、飛行機の機内での食事のとき、キャビンアテンダントさんに"Fish or Chiken? (魚にしますか、チキンにしますか?)" ときかれたときに、無意識に、どちらか一つなのだという了解がはたらくため、”Both, please. (両方下さい)” とは決して言わないでしょう。

この時の ”Fish or Chiken?” の OR は、どちらか一方の OR なので、①の XOR という意味になります。

別の例であれば、「二十代の方 or 三鷹在住の方 限定募集!」などの広告があった場合、対象となる人は、二十代であるか、三鷹に住んでいるか、三鷹に住んでいて二十代という両方の条件を満たしている場合も対象に含まれることになります。この場合は、②の OR になります。




普段の生活において論理性は必ずしも必要でない場合も多くありますが、誤解のない円滑なコミュニケーションをとっていくためには、役に立つことではあります。

これからコンピュータやプログラミングを学んでいく学生は、この機会に、Bool値についていろいろ調べて見てほしいとおもいます。

2015年9月25日金曜日

第1回『現代詩のワークショップ』の感想

9月20日(日)に、第1回目となる『現代詩のワークショップ』を開催しました。

第1回目では、みなさんが普段あまり見聞きしないアーティストの詩をご紹介し、その表現やテーマや言葉の使い方、詩の一部を自分ならどう表現するかといったことについて、グループワークをして行きました。

さらに、幾つかのテーマを挙げていただき、それに関連する言葉を張り出し、カテゴリーに分類し、あるストーリーや、テーマや言葉の新たな側面を浮かび上がらせるような発想を行っていきました。

我々も含め総勢5名でのワークショップとなりましたが、皆さん、普段とは違う体験をしていただいたようで、言葉についても、詩についても、だいぶ新しい印象をもって頂いたのではないでしょうか。

近いうちに、第2回を開催いたします!

内容は、初回よりもさらに言葉を出すという作業を重点的に行っていきたいと思います。

第1回目で決めたテーマにもとづいて各自詩を書いてきていただき、検討しあうことで、より ”伝わる言葉” にしていく作業を行いたいと思います。


2回目からのご参加も歓迎いたします。

参加をご希望の方は、こちらより、お申し込み下さい!




2015年9月13日日曜日

Inlight.eduの『秋の集中講座』開講!


こんにちは。Inlight.eduからのお知らせです。

HPの方にも掲載しましたが、『秋の集中講座』を開講します。

今回の講座のコンセプトは、「今までの学習習慣を変える」です。

学習でも何でもそうですが、何が良いか(何が良かったか)なんて結果が出てみないと分からないことの方が多いときもあります。

しかし、何を改善すべきかについては、方向性があり、変わることのできる可能性をもっています。

その可能性と目を合わせても、向き合うためのパワー不足で、見て見ぬふりをしがちなのが、人間の性ではないでしょうか。

適切な人の適切なサポートが、その背中を後押しするものではないでしょうか。

その可能性に気づいているなら、この秋から始めましょう。


また、9月20日(日)13:00〜17:00に、三鷹市の公会堂で、

『現代詩のワークショップ』も開催いたします。

学生の方だけではなく、社会人の方や、保護者の方も、是非ご参加ください!

ワークショップの詳細は、こちらです。

秋の集中講座について

完全個別指導塾 Inlight.eduでは、9月21日(月)〜9月30日(水)の秋休み期間に、特別講座を開催いたします。

この講座は、1〜2回で、完結させるもので、苦手な単元の復習や強化を行います。

この講座で「普段とは違う学習」を体験してみませんか?

同じ学習をただ繰り返すだけではなく、違った視点から捉えることで、学習の質は大きく変わります。

今までの勉強から何かを変えたい、という目的意識を持っているなら、その方向性を示し、サポートいたします。

参加をご希望の方は、お問合せフォームから、お申込み下さい。


講座の詳細

講座の詳細(2時間)
1.カウンセリング(20分)
まずは、現在までの学習についてお話をしましょう。
なかなか改善しない学習やその習慣に関するお悩みもお聞きし、具体的な解決策を提示いたします。

2.学習指導(40分)
実際に一つの単元について、その具体的な方法を実践しながら、指導して行きます。

(休憩10分)

3.実践演習(40分)
家庭学習や学校の学習でもその方法を実践できるように、意識しながら問題演習を行います。

4.今後の学習について(10分)
最後に、今後の学習の方法や方向性、計画などについてのアドバイスをいたします。

※ 2回目の指導内容は、1回目の講座で指導した習慣付けを徹底し、演習指導を重点的に行っていきます。
※ 2回目以降の指導をご希望の方は、授業の最後にお伝え下さい。

授業料

  • 1回(2時間): 6,200円(税込)

※ 授業料は、初回の授業の際に、ご持参下さい。

秋の集中講座 割引きキャンペーン


秋の集中講座から継続して入塾してくださった方は、秋の講座の授業料全額をキャッシュバックいたします。

指導場所とお問い合わせ

三鷹市公会堂
〒181-8555 東京都三鷹市野崎1−1−1(地図はこちら

※ 塾に関するお問い合わせは、公会堂ではなく、トップページのお問い合わせフォーム、またはお電話により、お願いいたします。
※ 指導場所につきまして、どうしても通塾が困難であれば、出来る範囲でご協力いたします。ぜひご遠慮なく、お問い合わせ下さい。

お問い合わせ
  • お電話:080-1826-8222

  • お問い合わせフォーム:こちらから

2015年9月7日月曜日

創造性の意味について

最近話題のトピックですが、これは芸術やクリエイティブな作業に真剣に向き合っている方なら誰しも直面する問題です。


今回のBlogでは、次の3つのことについて、考察していきたいと思います。

1.理論 v.s. 創造性
2.今までにない新たな組合せの発見は、創造的ではない
3.パクリかどうかの見分け方

この3つの観点から、創造性とオリジナリティーについて見て行きたいと思います。


1.理論 v.s. 創造性


よく議論されるのは、理論 v.s. 創造性 という対立です。

創造的な作業を行うことを目的としている中で、その対象となる物事やその関係性を学ぶことは必要不可欠ではありますが、理論などある固定された(固定されているように見える)イメージを学んでしまうと、それに捕らわれてしまい、創造性が妨げられるという主張をする人が多くいます。

つまり、

理論 → 固定観念
創造性 → 自由な発想

という、誤った解釈が横行しています。

例えば、作曲において、音楽理論を学ぶことで音楽についての知識や体系を深く学ぶことで、いい曲を作るために必要な要素を学んでいくことが、過去の多くの作曲家が行ってきたことです。しかし、そんな理論を学ばずとも、”いい曲” を作ってきて受け入れられてきた人もいます。近年は特にその傾向が強くなってきていいます。

ここで重要なのは、創造的なもの → 良いもの ではないということです。偶然発見されたものでも良いものはあります。しかしそこには何の必然性もありません。つまり、”誰が”それを作ったかは、誰がそれを”発見”したか、と同じだということです。誰がそれを作ったとしても、それが存在しさえすればよいのです。

言い換えれば、このプロセスは作り手側の問題であり、出来上がった作品を見ている人たちにとっては、どうでもいいことです。


このことから言えることは、理論も創造性も突き詰めて試行錯誤して作品を生み出していくという態度こそが、芸術家を芸術家たらしめることではないでしょうか。その行為をある目的のために省いたとしても、その思考が存在することが、結果的に他の人たちの作品との違いを生むのだと思います。


2.今までにない新たな組合せの発見は、創造的ではない


西洋で科学が発展するに連れて、人々は多くの新たなものを解明してきました。当時は、新たな事実の発見だらけであったでしょう。しかし、多くのものが発見されてくるにつれて、”新しいもの” (人類が知覚できていなかったもの)の数は減ってきます。そして、20世紀初頭当たりから、新しいものの探求よりも、既存のものの組合せの新しさを推し進めていく傾向が強くなってきました。ケーススタディなどもその一例です。このようにして場合分けが細分化されて研究されていきました。

作曲家のストラヴィンスキーは、生涯にわたり、「商品価値のつく、かつ、同時代性を有する未聴感は何か」ということを追い求めていたようです。この解を、パターン的な発見に求めるのか、創造性に求めるのかというところが、議論されているところです。

「何か新しいものを作ろうとすると、今までの何かに似てしまう」
「人間は、まったくの無から何かを創造することはできないので、新しく作るものはもうすでにあるものの組合せでしかない」

などのような意見もよく見られます。

これは一部は正しく、一部は間違っていると思われます。
たとえ見た目や結果が別のものに似通っているものであるとしても、”その2つが明確に異なるといえる何か” を感じられるかどうかの違いこそが、創造性が存在するところになるでしょう。陳腐な言葉や使い古されたセリフも、新たな意味で別の命を吹き込まれることがあることは、日常の経験からも実感できると思います。パターン的には他のものに似通りやすいSimpleなものほど、その都度再利用されてその本質的な価値を目の当たりにさせられることは多いです。

創造性はなにも、「他に似ているものがあるかどうかをチェックして、他にないものを提示するだけ」ではありません。
真に創造的なものや個性的なものは、既存のものに新たな意味を付加し提示されたものでもあります。


3.パクリかどうかの見分け方


デザインとは何なのかという議論はここではしませんが、ロゴなどのデザインでは、「イメージの抽象化」が必須であり、抽象的な形というのはある程度パターンが限られてきて、同じパターンが出やすいということはあるのではないでしょうか。

パクリかどうかは、ネットでも検証されているように重ね合わせで、他のものと重なって一致したならアウトでしょう。
一方、限りなく似ているのは、パターン的に、確率的な組合せとしての一致はあります。

問題は、その完成されたデザインをみて、「そのデザインがしっかりとイメージを抽象化できているか」、「素直に素晴らしいデザインだと思えるかどうか」ではないでしょうか。

そしてその部分は、依頼する側、選ぶ側、請け負う側の信頼関係の問題です。

その点においては、ロゴの画像検証よりも、うそ発見器にかけたほうが納得できるかもしれません。

パターン的に排出されたデザインがどうこうという話ではなく、人が手をかけてデザインすることに意味があり、それこそが創造的な人の活動ではないでしょうか。

第1回『現代詩のワークショップ』 9月20日(日)13:00から!

完全個別指導塾 Inlight.edu では、9月20日(日)に、第1回『現代詩のワークショップ』を開催いたします。

前回開催予定だった8月は諸事情により延期となってしまい、参加をご希望された方には大変ご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありませんでした。

今回は、三鷹市役所となりの三鷹市公会堂にて行います。


ワークショップの詳細につきましては、前回お知らせしたものと同じです。

参加ご希望の方は、このBlogまたは、HPより、お申込み下さい!


********************

 ◆場所:三鷹市公会堂 さんさん館

 http://mitaka.jpn.org/kokaido/parking.php
 http://mitaka.jpn.org/kokaido/floor.php

 ◆集合:12時50分 さんさん館1階エントランス
 ◆時間:13時〜17時(4時間、休憩あり)
 ◆持ち物:筆記用具、メモ・ノートなど
 ◆料金:1日のみご参加の方は1500円、2日ともご参加の方は3000円
 (1日目の最後にいただきます。2日目の日程は、当日お集まりいただいた皆様と相談して決めたいと思います。)
 ◆当日連絡先:090-5570-5626(すぎひら)

********************

もし1日目に出られなくなってしまった場合は、お知らせください
2日目までの「宿題」(詩を1つ書いてくる)と、「手順」(テーマの決め方、言葉の選び方、発想の出し方、ダメな事例)を、PDFで送ります。

********************

≪日程①≫……詩の鑑賞と演習(4時間)

 13:00~13:20 自己紹介、趣旨説明
 13:20~14:00 詩とは何か、どうなったら「詩」でなくなるのか → 演習1 → ディスカッション
 14:00~14:50 言葉の選び方(必要か不要か、他の言葉ではダメなのか) → 演習2 → ディスカッション
 14:50~15:00 休憩
 15:10~15:30 テーマ選択、キーワード探し → 分類と選択
 15:30~16:00 連想ゲーム(キーワードから発想を広げる手法) → 無意識の構造に関する講義
 16:00~16:30 実習(共通のテーマで短詩づくり)
 16:30~17:00 実作(自分自身のテーマで)

≪日程②≫……詩の評価と完成(4時間)

 13:00~13:40 送っていただいた詩を(名前を消して)人数分コピーして配布 → それぞれの詩に対して一言ずつコメント
 13:40~14:50 コメントを読み上げ、要点を黒板に書き出し(前半) → 意見交換 → 改善点の確認
 14:50~15:00 休憩
 15:00~16:00 コメントを読み上げ、要点を黒板に書き出し(後半) → 意見交換 → 改善点の確認
 16:00~16:40 それぞれ詩を完成に近づける
 16:40~17:00 応募できるコンテストなどの紹介、総括

********************

2015年9月3日木曜日

8月の「現代詩のワークショップ」についてのお詫び

久しぶりのBlogの更新です。

以前の記事でご紹介した「現代詩のワークショップ」を8月1日と8月8日に開催予定でしたが、諸事情により、延期になりました。

参加の意思を示してくれた方々にご迷惑をおかけしましたこと、ご報告が遅くなってしまったことを、お詫び申し上げます。

また、次回の開催は、9月20日(日)になりそうです。
内容は前回の記事に書いたものです。
また確定しましたら、追って詳細をお知らせいたします。

9月の開催も、是非ご参加をご検討下さい!

2015年7月12日日曜日

現代詩のワークショップ Presented by Inlight.edu

前回の記事でも紹介しましたが、「現代詩のワークショップ」の概要がかたまりましたので、ここでお知らせいたします。

現代詩のワークショップ 概要

  • ◆場所:調布市たづくり

  • ◆費用:3,000円(全2回)

  • ◆日程:日程①と②の両方に1回ずつ参加するのが原則です。
    • ■ 第1回(前半):詩の鑑賞と演習
      • ・8月1日(土) 13~16時半
    • ■ 第1回(後半):詩の評価と完成
      • ・8月8日(土) 13~16時半
    ※ 人数に限りがありますので、必ずご予約ください。 ※ お申し込みは、トップページのお問合せフォーム、または担当者(畠山・杉平)に直接お伝えください。 ※ 料金は、1日目の最後に会場で頂戴いたします。 

Inlight.eduのHPの方にも詳細をアップしているので、そちらの方も合わせて御覧ください。


ということで、「現代詩のワークショップ」を行う目的を、ここで述べたいと思います。

ワークショップをやろう!といって、なぜ一番初めのトピックとして「詩」を選んだかというと、「言葉」は日常生活において、最も身近で、最も共有されていて、最もありふれているものだからです。そして、私たちは、それを適切に使用しきれていなく、その力をあまりに軽く考えがちです。

同じ内容のことを伝えるにしても、その表現方法が違うだけで、相手の受け取り方が正反対に伝わってしまうことも少なくありません。言葉については、発信者と受信者、双方の言葉に対する適切な感覚が必要とされる、高度なコミュニケーションです。

しかし、高度なコミュニケーションだからといって、高度な知識や技術が要求されるかといえば、そうではありません。

ありきたりな、使い古された、陳腐な言葉が、最も効果的に意味をもつのは、それが適切に発音されたときです。その音には、感情や意志や想いがあり、それを向ける相手がいるはずです。たとえそれが「独り言」でも発音されて誰にも届かずに空に消え入るだけだとしても、それが”言われた”ことに意味を持ちます。

「詩」と聞くと、特別な技術が必要とか、難しい、深い、古臭い、などのイメージが一般的にあると思います。一方、J-POPの歌詞や、ポスターや広告のコピーなど、詩はいたるところにあります。友達の口癖をマネたり、それが移って自分の口癖になってしまったりするのも、言葉のもつ魅力ではないでしょうか。

このワークショップは、学生の方に、多く参加していただきたいと思っています。学校の勉強や受験勉強を行っていると、その目的だけが先行し、理由が軽視されがちになります。結果だけをみて一喜一憂するのは、事務的な報告が相手に伝わったかどうかということと同じです。誰が何をどのように言うか。その重要さを、詩作を通して、感じ取って貰えればとおもいます。もちろん、学生にかぎらず一般の方も歓迎です

具体的なワークショップの流れ

≪日程①≫……詩の鑑賞と演習(4時間)
13:00~13:20 自己紹介、趣旨説明
13:20~14:00 詩とは何か、どうなったら「詩」でなくなるのか→演習1 →ディスカッション
14:00~14:50 言葉の選び方(必要か不要か、他の言葉ではダメなのか)→演習2 →ディスカッション
14:50~15:00 休憩
15:10~15:30 テーマ選択、キーワード探し→分類と選択
15:30~16:00 連想ゲーム(キーワードから発想を広げる手法)→無意識の構造に関する講義
16:00~16:30 実習(共通のテーマで短詩づくり)

≪日程②≫……詩の評価と完成(4時間)
13:00~13:40 送っていただいた詩を(名前を消して)人数分コピーして配布→それぞれの詩に対して一言ずつコメント
13:40~14:50 コメントを読み上げ、要点を黒板に書き出し(前半)→意見交換→改善点の確認
14:50~15:00 休憩
15:00~16:00 コメントを読み上げ、要点を黒板に書き出し(後半)→意見交換→改善点の確認
16:00~16:30 それぞれ詩を完成に近づける、応募できるコンテストなどの紹介、総括



是非、ご参加下さい!








2015年6月10日水曜日

現代詩のワークショップについて

三鷹の完全個別指導塾Inlight.eduでは、学校や受験の学習以外の学びの場として、学生たちにワークショップに参加することを勧めています。

今回がそのオリジナル企画第一弾。

題して、『現代詩を書こう』です。

そのままです。

ワークショップを通して完成させた作品は、一般公募されているコンテストに応募します。

『詩』と聞くと、みなさんはどういうイメージを持たれるでしょうか。
学校の国語の教科書に載っている詩を読んでも、「ふ〜ん。」「それで?」「はぁ。」、といった感じで、あまりピンと来ない印象を持つかもしれません。
もちろん、今までとは考え方を180° 変えられた一編の詩があるという方もいると思います。
○二の頃にこそこそとノートに書き連ねていた黒歴史も、立派な詩といえるでしょう。

現代では、言語表現の形式が多様化し産業化されているので、コピーや歌詞なども、目的は違えど、詩の部類に入るのではないでしょうか。

Hip-Hopのラップのリリックも、最高にカッコイイ詩です。
今や伝説のラッパー2pacも、彼の詩が文学的に評価され、アメリカのUCバークリーという大学で、彼の詩の講義が行われたこともあるそうです。"The Rose That Grew From Concrete" という詩集も発売されています。
日本語ラップも、巷では盛り上がって来ています。彼らが現代の詩人なのかもしれません。

また、Twitterの文字制限も140字と決められていて、その制限の中で伝えたいことを伝えきるということに関しては、歌の歌詞とは違った形で、詩と通じるものがあるとおもいます。特に、アルファベットは表音文字なので、140字で伝えたいことを的確に表現しきることは、実はかなり難しいことなのです。

いずれにせよ、言葉が本来持つパワーというものは、意識しなければあまり感じられず、必要ともされません。しかし、何かを変えたり、いざというときにパワーを与えるのも言葉です。

自分の想いを、最も適切な言葉で誰かに伝える。

そういう豊かさを、このワークショップを通して、感じていただければ良いと思います。

ワークショップは、7月中旬〜下旬頃に行う予定です。
詳細は、追ってこのBlogやTwitterでお知らせします。

少しでもご興味を持った方は、お問合せ下さい。
学生の方に限らず、どなたでも歓迎です!

お問い合わせ先:
inlight.edu@gmail.com









2015年4月29日水曜日

『創造的思考力』人間にできてコンピュータにできないこと

アメリカは今、『創造的思考力』の教育に力をいれています!

と言うと、「また、アメリカか・・・」、「ここは日本だ!!」などの声が聞こえてきますが、残念ながら、日本の教育は10年遅れくらいでアメリカの後を追っているのが現状です。しかも、ゆとり教育は何の総括もされないまま失敗に終わりました。

日本の学校教育が機能していない、社会に出てから何の役にも立たないといいながら、なぜ当たり前のように子供を日本の学校に入学させて学ばせているのでしょうか?  単純にそういうわけにはいかない、という理由も理解できます。様々な理由があるのはもちろんです。

しかし、個人レベルでも学び方は変えることができます。そしてそれを実践することは、日々の習慣や積み重ねです。

アメリカが『個人を尊重する』教育方針を打ち出した頃、日本はバブルの絶頂期でした。そして、アメリカに追随するように、バブル崩壊が起こった1991年〜1993年の最中、1992年から日本でも段階的にゆとり教育が導入されていきました。そうして、ゆとり教育へと完全移行された2002年頃に、アメリカではもうすでに、『個人を尊重』するような教育はやっぱりダメで『学歴が重要』であると方針を改めました。日本では大々的にこのとこは報道されず、なにか縛り付けずに自由な個人の才能を伸ばす教育のような印象を与えながら、ゆとり教育を強行しました。

当時私は、ちょうど高校生で、自分の進路に悩んでいる時期でした。興味や関心が多すぎて、一つのことに的を絞れず、大学や職業に関する情報も乏しく、将来何がしたいかよりもまず理系か文系かという話をしなければなりませんでした。一体彼らは何の話をしているのかと思いながら、周りの様子を伺っていると、彼らは不安なメンタルの外堀を埋めていくように、とりあえず勉強し、理系か文系か、志望校はどこかを決めていきました。私は、それを決められなかったし、そんな周囲の環境に魅力を感じれなかったので、アメリカの大学に進学することにしました。

アメリカの大学を選んだ理由をいくつか挙げます。

  • 日本の大学に進学する気にならなかったから。
  • 同級生の発想やその年代の大学生の雰囲気などに魅力を感じなかったから。
  • アメリカでは大学の1,2年のうちは、専攻を決める必要がなく、様々な分野のクラスを受講することができるから。
  • 当時、理系の心理学(日本では文系か医学部か)に特に興味があり、犯罪心理学などアメリカの大学が最先端の分野があり、面白そうだったから。
  • 音楽が文化として根付いていて、音楽の環境も日本よりいいから。

高校では2年生まで理系にいました。理系の科目が好きではなく、3年になるときに文転しましたが、大学は、数学科を卒業しました。

少し話がそれてしまいましたが、アメリカの大学は入るのは簡単だが卒業が難しいと言われている通り、学校がある時期はかなりハードなスケジュールで学習していました。とにかくEssay(小論やレポートなど)を大量に書かせ、相手の意見やもうすでにある意見を参考に自分の意見を論理的に述べたり議論したりすることが、すべての学習の根底にありました。

「アメリカ人はスピーチが上手い」「アメリカ人は主張が強い」などのイメージは、このような教育がもたらした部分もあると思います。
これが日本人の文化や体質にそもそも合わないから、ゆとり教育が一過性のファッションで終わってしまったこともあると思います。しかし、さらにグローバル化によってその垣根もなくなってきている中、何かを学んで、考えて、行動する力が、多くの力で必要とされていているのは事実です。

そして今、コンピュータの発達ともに人工知能の研究も盛り上がってきている時代では、「人が何をするのか」「人がどう行動するか」、さらには、「人間にしかできないことは何か」といったところにまで議論が及んでいます。この類の話は今に始まったことでもなく、ずっと前から、議論されていましたが、それがいよいよ人間の日常生活のレベルにまで影響するかもしれないといったところまで話が進んできています。

上の問いに対する明確な解答は、もうすでに出ている通り、『創造性』を必要とする活動です。そして『創造性』は、なにも才能のある人のみの活動ではなく、日常のあらゆるところで普段から行っていることであり、それを意識することが大切であるというのが、現在のアメリカでの教育方針です。これを教室で実践して、学習やプロジェクトに応用することをさせている学校もあるようです。

現在の日本の教育システムでこれをやったらおそらく一瞬のうちに形骸化し、内容の伴わない遊びを提供することになるかもしれません。大人たちは、自分たちが学んでこなかったものをどのようにして教えることができるのでしょうか。もしくはそのシステムの準備のためにまた巨額な税金を使うのでしょうか。

賢明な人は、それを自分で考え実践しています。それは人間の活動の一つであり、いつの時代でもそれをしてきました。つまり、よく学び、よく考え、よく行動すればいいだけなのです。その意識の問題です。自分の行動に明確な意味付けをすればいいのです。それが人間ができて、コンピュータにできない唯一のことです。

2015年4月10日金曜日

コラム追加 『トロッコ問題への反応をめぐって』

完全個別指導塾 Inlight.edu のホームページに、新しいコラムを追加しました。

今回は、

『トロッコ問題への反応をめぐって --答えが出ないのになぜ考えるのか--』

というタイトルです。

「カルネアデスの板」といえば、耳にしたこともあるでしょうか。


人間の意思を決定するプロセスは、かなり複雑なものです。
人はあらゆる場面で、何かしらの判断を下して生活しています。
たまに訪れる、”後戻りの出来ない重大な決断” を前にした時に、その人は一体どういう経緯で、そのような最終的な決断をするに至ったのでしょうか。


  • いろいろ考えた結果、結局「運を天に任せる」と ”決定する”。
  • 一度は決定し、覚悟を決めたつもりが、土壇場になって、慌てふためいて我を忘れてしまった。
  • 過去の自分の経験を信じ、たとえ失敗したとしても、後悔しないと腹をくくり、ある選択をした。
  • あらゆる要素を検証し、体系的に考え、数学的に、求める目的に到達できる確率が最も高いものを選んだ。
  • 最も信頼を寄せる人のアドバイスに従うことに "決めた"。


など、様々なプロセスがあます。

一方で、もう後戻りができなくなる、その瞬間までは、まだ決定を”変更できる” 余地も持っています。


この意思決定のプロセスは、学習と大きく関わっています。
例えば、普段の学校の課題に取り組むとき、定期テストを受けるとき、受験本番のとき、ある生徒はその都度、最終的に ”決定された” 解答を提出します。

当然、彼がどんな状況なのか、そのテストの重要度や結果によって、現実的に彼にどんな影響があるのか、ということが、そのプロセスの質に関係しています。

以前解いたことのある問題またはその類似問題の中で、自分が解くことのできるギリギリのレベルの問題がテストで出題されたときに、どのような解答を最終的に提出するでしょうか? 前回よりも点数を上げるためには、そのような問題を正解する必要があります。そのために、勉強し、塾に通っているのです。
しかし、実際はどうでしょうか。制限時間の中で試行錯誤したのにもかかわらず、最後には混乱し、よくワカラナイまま、何となく導き出した答えを解答用紙に書いたり、適当に答えを選んだりすることも、少なくありません。

これが定期テストや小テスト程度の試験だからいいのでしょうか。
ではそれが、そのたった1問で、今後の数年や将来に大きな影響がある大学受験本番だった場合はどうでしょうか。

その実感や危機感を持てずに普段のテストの感覚で受験本番に望んでいる生徒も少なくありません。


これと、反対のことが、「結果論」と言われるものです。
こんなにも複雑な意思を決定するプロセスを無視して、出た結果だけがすべててを語る、と言ってしまうこともできます。

受験生においては、結果だけをみればそのプロセスなどどうでもよくなり、その年の問題傾向や倍率、志願者の層やその日の体調など、不確定要素が多くあるので、何が良かったことで、何が悪かったのかは、後になってはもう誰も知ることはできません。

しかし、結果しか見ない人は、その人を本当に理解しようとしているでしょうか?


以上のことをまとめると、次のようになります。


  1. 重要度が低いテストの場合、その結果が良くても悪くても、プロセスの質は軽視される。
  2. 大学受験など結果が現実に及ぼす影響が強いものは、良い結果が出ればそのプロセスは軽視され(結果論)、悪い結果が出ればそのプロセスは否定される(方法論)。
  3. 不確定要素は多いけれども、理想はプロセスの質を上げることで、結果を最大限にコントロールできるようにすること。


確かに、結果は、事実です。でもそれがどれほどの意味をもつのでしょうか。

本人にしか知り得ない重要なことは、いつでも語られる機会を持ちません。

それでも、充分に備えることもできるし、はっきりとした意志を持って、自分の実力をいかんなく発揮できる生徒もいるでしょう。

「何が重要で、何が無駄か」
「そんなことは受験には直接関係ない」
「理解よりも、点数を取ることが重要」

こういった考えでも、志望校に受かるかもしれません。

同じ確率で落ちるかもしれません。

さて、今、あなたに出来ることは、何でしょうか。

それを考えることは、常に重要です。

2015年3月14日土曜日

Inlight.edu の Webサイト

本日、Inlight.edu の Webサイトを、スマホ用に最適化しました。

Web業界では、"スマートファースト" と呼ばれ、スマホ用サイトからホームページを作り始め、タブレット用、PC用に表示を変える方法が多く採用されています。既存のPCページをスマホ閲覧用に最適化するような仕事も多くあるでしょう。

このように多くのユーザーの様々なデバイスに対応させた表示を作っておくことを、「レスポンシブ・デザイン」と呼びます。日本では、PCでWebサイトを閲覧するよりも、スマホでのアクセスの方が多いようです。

今回初めて、スマホ用のサイトを作成しましたが、Webサイトのコンテンツや文章の重要性が良く分かりました。表示形式が変わっても、サイトのデザイン性が失われないように文章の量や内容を決定しなければなりません。PC用のサイトから作るとどうしても文章量が増えてしまいがちな点が、他のデバイス表示用に対応しづらい点でもあります。どのようにしたらレスポンシブ・デザインに対応できるかを調べて理解するのにかかった時間が3日、作業時間は2日程度です。HTMLのコードの質が高ければ、作業はスムーズにいくでしょう。

今回のスマホ表示対応は、先日Googleがレスポンシブ・デザインに対応していないWebサイトは、評価を下げると発表したことに従い、行いました。「ユーザーにとって有益な情報」が今後どのように残っていくのかが注目です。必ずしも、お金や技術があって、最新のトレンドに対応しているものばかりでもなく、またそれが、有益な情報を発信しているとは限りません。一方で、有益な情報を発信してはいるが、情報自体が古いものも、ネットには半永久的に残ってしまいます。情報を提供する方も、受信するほうも、双方の努力がなければ、最適な情報ネットワークは形成できないでしょう。

質の高い情報は、いつの時代でも必要とされます。それを判断できる能力は、人が失ってはいけないものの一つです。それが智慧と呼ばれるものではないでしょうか。

PC用の表示も、スマホ用の表示も、まったく学習塾のサイトっぽくないですが、既存の塾のホームページは、どれもこれも同じようなもので、つまらないですね。

ホームページを見て、その学習塾のイメージを持つ生徒や父兄の方々は多くいらっしゃります。
熱心な方は、そこに書かれてあるメッセージや理念にまで目を通されている方もいらっしゃるでしょう。書くだけなら何とでも書けるでしょう。それを読んで、どう思い、何を判断するか。その質も含めて、”最適な”塾を選ぶのでしょう。

学習塾は、「教育機関」ではなく、「教育産業」の一部です。「最寄り駅から通いやすいから」とか、「今までの塾で成果がでなかったから」などの理由で塾を選ぶことは多いとおもいます。本当にそれでいいのでしょうか?

塾業界のこと、学習のこと、教育のこと、制度改革のこと、疑問をもったことは、とりあえずすべて聞いてみることをお勧めします。Inlight.edu では、それらの相談も受け付けておりますので、ぜひ、ホームページのコンタクトフォームより、お気軽にお問い合わせください。

コンタクトフォームはこちら


2015年3月2日月曜日

コラム追加 『風が吹けば桶屋が儲かる − 難関大学合格者に100万円?!−』

『風が吹けば桶屋が儲かる − 難関大学合格者に100万円?!−』

本日、新しいコラムを追加しました。

最近、ニュースやネットを騒がせていた九州のある高校が推し進めている教育方針についての考察です。

塾業界は「教育産業」と呼ばれていますが、実際のところ、大きい「教育」というカテゴリーのごく一部である「学習」における役割しか担っていません。

そして、それを産業化し、ビジネスとしているところが実情です。

私立の学校や大学なども、そのような面は少なからずあるでしょう。

公立の学校も他の学校と同様に ”ある一定の成果” を上げなければ、その存在自体が危ぶまれてしまいます。しかし、生徒の取り合いや成果を競うことが「教育機関」が切実に対処すべき問題なのでしょうか。

学校とは、子どもたちが過ごす時間の中でもかなりの部分を占めるかなり特殊な場所です。そこでは、「学習」以外にも人間関係や自律、協調性、成功体験、挫折など様々なことを学ぶでしょう。

ニュースで議論されていることは、学校の進学実績にまるで "懸賞金" をかけているかのような学校の是非ですが、僕にはそこの議論の熱は、どこか遠いところで第三者が騒ぎ立てているだけの祭りのように見えます。時期が過ぎれば、まるで何もなかったかのような日常に戻っていくでしょう。子供たちは、いつもと同じように学校に行き、勉強し、学校生活を送っていくだけです。

この問題の本質は、そこではなく、教育の根幹の部分であり、その意識です。
今後、学習塾の役割も変わっていき、より広い意味で教育を担うようになっていくでしょう。

そのきっかけを Inlight.edu が与えられるようになればいいと思う、今日このごろです。




2015年2月28日土曜日

2015年度 春期講習開講のお知らせ。

個別指導塾 Inlight.eduでは、2015年度の春期講習を開講いたします。


春期講習について

春というのは、草木が芽吹き、また新しい1年の節目として、心機一転気を引き締める、そんな季節ではないでしょうか。いつもと同じように時間だけが過ぎていくと感じるのか、この春を節目とし、新たな時間を創りだすのかは、心の持ちようのように感じます。
 私たちは、”あなた” の学習を、サポートします。

期間・日程

        A: 9:00〜13:00
        B: 13:00〜17:00
        C: 17:00〜21:00 または、18:00〜22:00

※ 生徒の状況により、時間などは調整する場合がございます。ご了承下さい。
※ 日程は、ご相談いただければ可能な限り調整いたします。

コースと料金

        春期講習スタートアップコース(4時間×5日間): 50,000円(税込)

※ 施設利用料・設備費込み、入塾金は一切かかりません。

春期講習受講キャンペーン

  1. お友達ご紹介キャンペーン: 1人のご紹介につき、ご紹介した方とお友達の両方につきまして、それぞれ受講料から10,000円をお値引きさせていただきます。
  2. 継続キャンペーン: 春期講習後も継続して通塾いただける場合、通常授業の受講料を永久に10,000円、お値引きいたします。
※ キャンペーンの内容などご興味がおありでしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。

指導場所とお問い合わせ

〒181-8555 東京都三鷹市野崎1−1−1(地図はこちら
※ 塾に関するお問い合わせは、公会堂ではなく、トップページのお問い合わせフォーム、またはお電話により、お願いいたします。
※ 指導場所につきまして、どうしても通塾が困難であれば、出来る範囲でご協力いたします。ぜひご遠慮なく、お問い合わせ下さい。

お問い合わせ

お電話:080-1826-8222
お問い合わせフォーム:こちらから
ホームページ:こちらから

2015年2月27日金曜日

三鷹から変わる教育・学習 個別指導塾 Inlight.edu 始動。

2015年1月より、東京都三鷹市を本拠地とし、個別指導塾 Inlight.edu を始めました。

といっても、塾自体は1年前に開業していたのですが、今年からホームページを外部公開し、本格的に始動させました。

個別指導塾 Inlight.edu のコンセプトは、『クリティカル・シンキング』と、『民間からの教育改革』です。

『クリティカル・シンキング』とは、「批判的思考力」と訳され、物事をただ受け入れるのではなく、批判的に考えていくこと、またはその力のことをいいます。

『民間からの教育改革』と聞くと、大げさで過激に聞こえるかもしれませんが、文科省も「大学く入試制度改革」を進めており、2021年度の大学入試から導入される予定になっています。

具体的な話は、いずれまたBlogの方に書いていこうと思います。

ホームページをご覧になって、興味・関心がおありでしたら、お問い合わせ下さい。


お問い合わせはこちら